先日、私の祖母が亡くなった。娘にとっては曾祖母にあたる人物。
5歳の娘にとって、はじめて訪れた身内との別れ。
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5歳に身内の死を伝える。親として、父としての役目と心境(1)
そろそろ言わないと・・・と思いながら、なかなかきっかけがない。
そんな中、久しぶりに三つ編みをしてほしいとねだられ、
娘の髪に櫛を通しながら、ふっと「今だ」と思ったのでした。
「パパ、大事な話があるんだ」
「なぁに、ぱぱ?」
「○ちゃんはひいばあの事、好き?」
「うん、だいすき!」
「パパもひいばあ、大好きなんだ。でもね・・・ひいばあ、死んじゃったんだ」
少し黙った後に娘は
「なんで?ひいばあ、なんでしんじゃったの?」
よく見ると、娘は泣いていました。
髪をセットするために背中を向けていた娘を
前を向かせて抱きかかえ、
5歳になっても大好きな立っての抱っこをしながら
・ひいばあは病気と戦ったこと
・苦しくなって負けそうになったこと
・天国にいるひいじいが助けにきてくれたこと
・ひいじいのところに行くかわりに、パパたちとは会えなくなったこと
ゆっくりと、しっかりと伝えました。
その後に娘は
「ひいばあ、びょうきとたたかってほしくなかった」
こう言いました。
おそらく、病気になってほしくなったと言いたかったのでしょう。
もちろん、私も家族もみんなそうです。
「ばあばもびょうきになっちゃう?ぱぱも?」
こう泣きながら聞いてくる娘に
「ばぁばやパパは大丈夫!」
そう伝えると、ようやく笑顔になったのでした。
1時間くらいは落ち込んでいましたが、
お昼を食べたあたりから、すっかり元気を取り戻した娘。
ふいに「ひいばあは・・・」と聞いてきては落ち込んだりしますが、
その後はまた元気になるという、そんな感じでした。
これからどういった感情になるのかは、まだわかりませんが
しっかりと親として支えていこうと思います。
ひいばあちゃんと一緒に写っている写真を見た娘の言葉。
「ひいばあ、もういたくないかな?ひいじいとあえたかな?」
しっかりと心の優しい子に育ってくれてると感じたのでした。
後日談
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5歳に身内の死を伝える。親として、父としての役目と心境(3)