先日、私の祖母が亡くなった。娘にとっては曾祖母にあたる人物。
5歳の娘にとって、はじめて訪れた身内との別れ。
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5歳に身内の死を伝える。親として、父としての役目と心境(1)
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5歳に身内の死を伝える。親として、父としての役目と心境(2)
季節外れの初夏のような週末。
祖母の四十九日をしてきました。
コロナの影響もあり、お墓側から参加者はなるべく少なめに、
多くても10名以下でとの事だったので、親戚の参加はナシ。
そして、火葬式には参加しなかった娘は参加。
私と娘は買ったばかりの新車(中古だけど)で、お墓に向かう。
仲の良い姪っ子が来る事、すこし着飾った(紺系のドレス)事もあり、
ひいばあとのお別れというより、みんなと会うイベントのような気持ちだったのでしょう。
これなら大丈夫かなと思いましたが、お坊さんが来て、
祖母(ひいばあ)の入っている骨壺を見た当たりから
私の母にしがみつき・・・心臓の鼓動が早くなっていると。
娘を私の方へ呼んだところ「ぱぱ、だっこ」とせがんできたので、
少し痛みが怪しい腰と相談しながら抱っこ、最後は私の父から
「少し離れて(娘の)気持ちを休ませてきたら?」の声に甘えて場を離脱。
告別式では頑張っていた8歳の姪も今回は一緒に離脱。
初夏のような暑さが重なったのも、子供達がきつかった要因かも。
(大人の我々もキツかったので・・・)
最後は一緒に焼香をし、無事にお別れを出来たのでした。
5歳でこうした経験をするのは早いのかもしれないけど、
大好きだったひいばあとしっかりお別れを出来た娘。
誰に言われるでもなく、手を合わせて「なむ」をしていたり、
ひしゃくと水の入った手桶を見て「これやりたい」とアピールしながらも
ひいじいとひいばあが入ったお墓に一生懸命に水をかけていたり。
心優しい子に育っているなぁと、親として誇らしい瞬間もありました。
帰りは眠そうだったので「寝ていいよ。よく頑張ったね、えらかったぞ」と声をかけ、
頭やほほを撫でたら、娘は笑いながら、びっくりするくらい早く眠りに落ちたのでした。
慣れない空気で、気も張っていたのででしょう。本当にえらかったぞ。
今回のシリーズもこれにて終了です^^
小さな子供の親族との別れ、意見は様々だとは思いますが、
これが我が家の取った選択肢でした。考えの一助になれば幸いです。
それでは最後に・・・
ありがとう、ばあちゃん。またね。