先日、私の祖母が亡くなった。娘にとっては曾祖母にあたる人物。
5歳の娘にとって、はじめて訪れた身内との別れ。
新型コロナウイルスの関係、本人の希望、時代の変化もあり、
葬儀は近くに住む身内+αの親戚だけで行った。
来てくれた親戚は10数年前の祖父の葬儀にも来てくれたメンバー。
この時に娘は参加させなかった。
参加させることも出来たけど、私がそう判断したのである。
娘と会う週末も挟んでいたので、それも延期。
向こうの家族からは聞かれたら答えていいかと言われていたので、
その判断は任せるとしていました。
しかし—
葬儀関連が終わった後に、娘には言えなかったと報告があった。
向こうの母親も、別れた元妻も娘に言えなかったという。
たまたまの会話で何故か娘が祖母の話題を出したようで、
祖母の事が、祖母の作るご飯が大好きだと娘が話したそうです。
これを聞いて、2人とも事実を言えなくなった。
なので、今日パパは仕事で来れない事にしておいたと。
これを聞いて、私も私の両親も娘を四十九日に連れて行く事を決めた。
5歳だと早すぎるのかもしれない。
でも、ちゃんとお別れの場を作るべきだと思った。
祖母と娘の楽しかった時間は、どちらの人生にもしっかりとあるのだから。
向こうの家族にも話をし、是非にと承諾を得た。
こうした話が出来るようになった分、少しは関係性も和らいだのかもしれない。
(それでも『復縁』という選択肢はない。向こうもそうだと思うが)
そうなると、自分の役目としては娘に祖母(曾祖母)の死を伝えなければならない。
娘に会うまでの日々、どう伝えようかと考え、言葉を紡ぎ、心の中で反芻する。
結局、この日は伝えられませんでした・・・
一緒に暮らしていれば、嫌でも言わなければいけない。
自然と耳に入り、気付く事もあるのかもしれない。
でも —
こういった状況だから、『伝える』というのがすごく重い出来事になる。
きっと娘は泣くだろう。
自分もその姿を見て、泣いてしまうかもしれない。
決意をしたはずなのに、色々なサイトで伝えるべきか伝えないべきか、
伝えるのであれば、どう伝えるべきなのか・・・と調べた。
結果、うやむやにせず、しっかりと自分の言葉で
愛すべき祖母(曾祖母)の最後を伝えようと強く思った。
今はこんな心境です。
しっかりと伝えた日、行事に参加した日もまとめて綴るつもりです。
自分と娘のこの経験が、誰かしらの役に立てば幸いです。
▶︎しっかりと伝えました。
5歳に身内の死を伝える。親として、父としての役目と心境(2)
▶︎その後について
5歳に身内の死を伝える。親として、父としての役目と心境(3)